年齢に合った食事や育て方が大切なのは、猫も人間も一緒です。年齢に応じた食事はもちろん、わからないことだらけの子猫の飼い方・育て方や、健康が気になるシニア期のケアについての情報をご紹介します。

  • 12ヶ月までの子ねこ編
  • 1歳からの成猫編
  • 8歳からのシニア猫編
  1. シニア期のお世話

    シニア期からでも生活しやすいように

    シニア期の猫は元気でも、動きはにぶり、あまり活発ではなくなります。年を重ねると寒さを敏感に感じるようになるため、冬は窓の近くなどの日当たりがいい場所でじっとしています。飼い主さんは、シニア期を迎えた猫ができることとできないことを理解してあげてください。たとえば、今までお気入りだった高いところに飛び乗るのがきつそうでしょうか?寝床は心地よく整備されているでしょうか?
    年齢を重ねて知恵がある猫は、犬や子どもを避けるために高いところへ登りたがります。しかし、年齢とともに関節が弱まっていくため、飛び乗ることが難しくなっていくのです。そのような時は、高いところへ登りやすいよう椅子などを置いてあげたり、今でも猫が飛び乗れるところに落ち着ける場所を作ってあげたりするといいでしょう。
    また、体をボールのように丸めることが難しくなるので、狭いベッドではくつろげなくなります。また、寒がりになるので、前よりも多くの毛布をほしがったり、すきま風が当たらない暖かい場所を必要としたりするでしょう。そこで、思いっ切り伸びをしたままでも温まることができるように、大きな座布団をヒーターなどの隣りに置いてあげたり、ペット用のヒーターを置いてあげると良いでしょう。
    猫用のトイレへ行くまで我慢しきれず、粗相をしてしまうこともあるかもしれません。そんなときも、決して猫を叱ってはいけません。猫用トイレの数を増やして、家の中のどこにいてもトイレで排せつができるようにしてあげましょう。
    シニア期には、どんなにふさふさしていた毛並でも徐々に薄くなっていきます。毛が薄くなっても、柔らかいブラシで丁寧にグルーミングをしてあげてください。お世話をしてあげればかまってもらっていると感じ、安心するでしょう。
    猫と楽しい時間を共有し続けていくには、猫を注意深く観察して加齢に伴う問題に早く気づいてあげることが大切です。猫が快適に過ごせるよう、お世話をしてあげましょう。

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  2. ご家庭でできる猫の健康診断

    猫の病気も人間と同様、治療より予防が望ましいものです。病気の予兆にすぐ気づくことができれば、重篤な状態になる前に獣医師に相談することができます。ここでは、毎月の健康チェックについてご紹介しましょう。まず、猫をしっかり観察してください。猫の様子が普段と違うことを発見できるのは、飼い主さんだけです。

    1.太りすぎ?太り気味?標準サイズ?

    猫の肥満度をチェックするには、体重を測定するとともに、猫にさわって体型を確認することが必要です。猫を真上から見て、肋骨の下にかすかなくびれがあるかをチェックしてください。

    • 両手を猫の肋骨の上に置きます。猫が理想的な体型である場合は、肋骨の存在を手に感じるはずです。 肋骨がゴツゴツと出ている場合は、やせすぎです。
    • 次に、後ろ脚と後ろ脚の間や下腹部に脂肪のたるみがないかをチェックします。脂肪のたるみがある場合は、太りすぎです。

    猫が肥満気味の場合は、減量プログラムについてかかりつけの獣医師に相談しましょう。ごほうびのおやつはあげないようにして、ごはんを1日2~4回に小分けにして与えます。また、ごはんの制限だけではなく、適度な運動も取り入れましょう。はじめは短い時間の運動から始めて、徐々に運動量を増やしていきます。
    猫がやせすぎの場合は何らかの病気が隠れている可能性もありますので、突然猫の体重が減ったら獣医師に相談をしてください。

    2.猫の毛並みと皮膚はツヤツヤですか?

    • 猫の毛をなでたとき、頭からしっぽまでなめらかな手触りがするのが理想の状態です。頭の近くと背骨に沿ったところでは毛をかき分けて、古い角質、フケ、傷などがないかを確認します。
    • 猫にノミが寄生したら、しっぽの付け根、お尻、お腹に黒い角質や小さい点が見つかります。ノミは薬とシャンプーで駆除できるので、かかりつけの獣医師に相談をしてください。
    • 猫の毛にツヤがないときは、栄養不足や病気が疑われます。かかりつけの獣医師に相談をしてください。

    3.目と耳の状態は?

    ペットの目や耳に異常が見つかった場合は、かかりつけの獣医師に相談をしてください。

    目

    猫の下まぶたを優しく引き下げてください。まぶたの内側がピンク色で、ツヤツヤして充血のない白目が健康な状態です。
    瞳の大きさが正常か、光に反応するかを確認しましょう。
    目やにの色が黄色かったり、量が多かったりする場合は感染症の疑いがあります。

    耳

    健康な耳は、清潔かつピンク色で、汚れがなく強い臭いがしません。
    濃い色の耳垢がある場合は、ダニの寄生または感染症の疑いがあります。

    4.歯と歯茎は健康ですか?

    猫の唇をめくって歯茎から離し、上の歯を指で強めに押します。指を離したとき、歯茎に残った指の白い跡がすぐにピンクに戻るのが健康な歯茎です。猫の口を開いて、茶色や黄色の歯石がないか確認しましょう。歯石は歯周病の原因になるので、歯石があった場合はかかりつけの獣医師に取り除いてもらいましょう。
    毎日、歯ブラシとペット専用の歯磨きでお手入れをしてあげれば歯石は予防できます。歯垢を取り除くためのおやつを試してみるのも良いでしょう。自分で歯磨きをするのが難しい場合は、かかりつけの獣医師に相談をしてください。

    5.5分の全身チェックを

    猫に不自然な腫れ物ができていないか確認しましょう。

    • 両手を猫の頭に置いて、そこからあご、前脚の後ろ、肩の下、背中を下がっていって、腰の上、後ろ脚の順にたどっていきます。
    • 次に、爪と肉球に傷やひび割れがないか確認しましょう。
    • 不自然な腫れ物が見つかった場合は、かかりつけの獣医師に相談をしてください。

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